住宅ローンの金利が上がってくると、
「そろそろ投資より繰上返済を優先した方がいいのでは?」
と考える人も増えてくると思います。
私も40歳になり、住宅ローンと資産運用のどちらにお金を回すべきかは気になるところです。
そこで今回は、住宅ローン残高3,500万円・残り約28年として、100万円を繰上返済した場合の効果を金利別に計算してみました。
100万円を繰上返済すると、どれだけ得する?
今回は比較しやすいように「返済額軽減型」で計算します。
| 金利 | 毎月の返済減少額 | 将来の利息軽減額 |
|---|---|---|
| 1.5% | 約3,587円 | 約23万円 |
| 2.0% | 約3,830円 | 約31万円 |
| 3.0% | 約4,345円 | 約49万円 |
| 4.0% | 約4,897円 | 約68万円 |
100万円を返すだけでも、金利1.5%なら約23万円、金利4%なら約68万円もの利息を払わずに済む計算になりました。
つまり、金利4%の場合は、100万円を繰上返済することで、将来的に合計約168万円分の返済負担を約100万円まで減らせるイメージです。
金利によってかなり差があります。
簡単にグラフにするとこんな感じです。
100万円繰上返済による利息軽減額
1.5% ■■■■■■■ 約23万円
2.0% ■■■■■■■■■■ 約31万円
3.0% ■■■■■■■■■■■■■■■■ 約49万円
4.0% ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 約68万円
金利が高くなるほど繰上返済は強くなる
金利1.5%では、100万円を約28年間返さずに運用できなくなる代わりに、確実に約23万円の利息を削減できます。
一方、金利4%まで上がると約68万円。
繰上返済には投資のような値下がりリスクがないので、考え方としては住宅ローン金利分のリターンをほぼ確実に得る行為とも言えます。
ただし、投資の利益には税金や価格変動があります。投資で年4%の利益を目指す場合でも、税引き後や暴落リスクまで考える必要があります。その点、繰上返済による利息削減は、基本的に確定した効果として考えられるのが特徴です。
そのため、
「金利1.5%なら投資を続けたい」
という人でも、
「3%、4%になったら100万円くらい返しておこうかな」
と判断が変わる可能性は十分ありそうです。
ただし100万円を全部返していいとは限らない
ここで注意したいのが、繰上返済したお金は基本的に手元には戻ってこないことです。
教育費、車の買い替え、住宅修繕など、40代はまとまった現金が必要になる場面も多いです。
そのため私なら、
生活防衛資金を確保
↓
近い将来使う教育費などを確保
↓
余剰資金で投資か繰上返済を検討
という順番にします。
また、住宅ローン控除を受けている場合は、繰上返済によって控除額が減る可能性もあります。控除期間中に急いで返済するより、控除終了後に繰上返済した方が有利になるケースもあるため、制度の適用状況は確認しておきたいところです。
まとめ
今回の試算では100万円の繰上返済による利息軽減効果は、
1.5% → 約23万円
2% → 約31万円
3% → 約49万円
4% → 約68万円
となりました。
1%台なら「運用を優先する」という選択肢も十分考えられますが、3~4%になると繰上返済のメリットもかなり大きく見えてきます。
結局のところ重要なのは、
「投資か繰上返済か」の二択にしないこと。
金利が低いうちは投資を厚めにし、金利が上がってきたら少しずつ繰上返済の割合を増やす。
そんなハイブリッドな方法もありですね。
今回書いたのはあくまでもひとつの考えです。
みなさま一人一人、状況も違いますし考え方も違うと思いますので、ご自身でしっかりご検討されることをお勧めします。


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