40歳になって資産形成を考え始めると、
「今から始めても遅いのでは?」
と思うことがあります。
私自身、55歳で5,000万円程度の資産を作ることを一つの目標にしていますが、40歳から55歳までは15年間あります。
15年という期間があると、今持っている資産も運用によって意外と大きく成長します。
そこで今回は、
40歳時点で0円・100万円・500万円・1,000万円・1,500万円持っている人が、55歳になったときいくらになるのか
を計算してみます。
今回は分かりやすく、
- 40歳から55歳まで15年間
- 年利4%で運用
- 途中で追加投資はしない
- 税金・手数料は考慮しない
という条件にします。
15年間、年利4%で運用すると?
結果はこちらです。
| 40歳時点の資産 | 55歳時点の資産 |
|---|---|
| 0円 | 0円 |
| 100万円 | 約180万円 |
| 500万円 | 約900万円 |
| 1,000万円 | 約1,801万円 |
| 1,500万円 | 約2,701万円 |
※年利4%で15年間複利運用した場合
ポイントは、1,000万円を持っている人なら、追加で1円も投資しなくても約1,800万円になるということです。
1,500万円なら約2,700万円。
つまり40歳時点ですでにある程度の資産を作れている人は、55歳までに必要な金額をすべて自分で貯金する必要はありません。
お金にも働いてもらうことができます。
1,000万円なら約800万円増える
例えば40歳で1,000万円ある場合。
普通預金に置いたままであれば、55歳になっても基本的には1,000万円のままです。
しかし年利4%で運用できれば、
1,000万円 → 約1,801万円
になります。
増えた金額は約801万円。
年間約53万円を15年間貯金したのと同じくらいの差になります。
もちろん投資なので毎年必ず4%増えるわけではありません。
暴落する年もありますし、15年後にこの金額になっている保証もありません。
それでも、資産形成を考えるうえで「時間」の影響はかなり大きいと感じます。
運用利回りによっても大きく変わる
ちなみに1,000万円を15年間運用した場合、利回りによる違いはこうなります。
| 年利 | 55歳時点 |
|---|---|
| 3% | 約1,558万円 |
| 4% | 約1,801万円 |
| 5% | 約2,079万円 |
| 7% | 約2,759万円 |
4%と5%でも約278万円の差。
ただし、高いリターンを狙えばその分リスクも大きくなるので、「7%を目指せばいい」という単純な話ではありません。
私は長期の資産形成では、無理に高い利回りを狙うよりも、現実的な数字で計画しておく方がいいと考えています。
40歳で0円でも、積立を始めれば変わる
今回の計算では追加投資を一切していないので、40歳で資産0円なら55歳でも0円です。
当然ですね。
ただ、実際にはここから毎月積み立てていくことができます。
逆に40歳ですでに500万円、1,000万円、1,500万円ある人は、
「現在の資産+これからの積立+運用益」
の3つで55歳の資産が決まります。
このうち運用益が意外と大きい。
資産形成というと、どうしても「あと何千万円貯めなければ」と考えてしまいますが、実際には自分ですべてを貯める必要はありません。
15年間という時間を使えば、今持っている資産も一緒に働いてくれます。
次は、
「40歳で0円・100万円・500万円・1,000万円・1,500万円ある人が、さらに毎月5万円積み立てたら55歳でいくらになるのか?」
も計算してみたいと思います。
毎月5万円を15年間積み立てると、元本だけで900万円になります。
ここに、40歳時点ですでに持っている資産の運用益と、毎月の積立による運用益が加わります。
年利4%、毎月積立、15年間運用した場合の結果はこちらです。
| 40歳時点の資産 | 55歳時点の資産 |
|---|---|
| 0円 | 約1,230万円 |
| 100万円 | 約1,410万円 |
| 500万円 | 約2,130万円 |
| 1,000万円 | 約3,030万円 |
| 1,500万円 | 約3,930万円 |
※毎月5万円を積み立て、年利4%で15年間運用した場合
※税金・手数料は考慮していません
40歳時点で資産が0円でも、毎月5万円を15年間積み立てれば、55歳で約1,230万円になります。
元本は900万円なので、運用によって約330万円増えた計算です。
一方、40歳時点で1,000万円ある人は、
約1,801万円+約1,230万円=約3,030万円
になります。
55歳で5,000万円を目指す場合、まだ届いてはいません。
しかし、40歳時点で1,000万円あり、毎月5万円を積み立てられるなら、かなり現実的な位置まで近づきます。
毎月10万円なら、積立元本は15年間で1,800万円になります。
年利4%で運用すると、積立部分だけで約2,460万円です。
40歳時点で1,000万円ある場合は、
約1,801万円+約2,460万円=約4,260万円
になります。
ここまでくると、55歳で5,000万円という目標もかなり見えてきます。
もちろん、実際の運用では毎年同じ利回りになるわけではありません。
相場が下落することもありますし、積立を続けられない時期があるかもしれません。
それでも、40歳時点の資産額と毎月の積立額によって、55歳時点の資産は大きく変わります。
大切なのは、
「もう遅い」と考えて何もしないことではなく、今ある資産とこれから積み立てられる金額を分けて考えること
だと思います。
40歳で資産が0円なら、まずは毎月1万円でも積み立てる。
すでに500万円あるなら、生活防衛資金を確保したうえで、長期運用を検討する。
1,000万円あるなら、運用益を味方につけながら、無理のない範囲で積立を続ける。
このように、現在の資産額によって取るべき行動は変わります。
55歳で5,000万円を目指すなら、必要なのは「一発逆転」ではありません。
今ある資産を守りながら、毎月の積立を続け、15年間という時間を味方につけること。
この3つを意識するだけでも、目標までの距離はかなり変わってくると思います。


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