5000万円を目指すなら、本当に5000万円貯める必要があるのか?
FIREや老後資金について考えていると、
「目標資産5000万円」
のように、かなり大きな金額が出てきます。
5000万円と聞くと、
「そんな金額、貯められるわけない……」
と思ってしまいますよね。
ですが、5000万円の資産を作ることと、自分で5000万円を貯金することは別です。
今回は、貯めたお金をそのままにせず投資しながら5000万円を目指した場合、実際に自分でいくら積み立てればいいのか試算してみます。
今回の条件
今回はシンプルに、次の条件で計算します。
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 目標資産 | 5000万円 |
| 現在の資産 | 0円 |
| 運用期間 | 15年間 |
| 積立方法 | 毎月積立 |
| 想定利回り | 0%・3%・5%・7% |
まず、まったく投資をしない場合。
5000万円÷15年÷12か月なので、
毎月約27.8万円
を15年間貯め続ける必要があります。
これはなかなか大変です。
投資しながら5000万円を目指すとどうなる?
同じ5000万円でも、積み立てながら運用すると必要な金額は変わります。
| 利回り | 毎月の積立 | 自分で積み立てる総額 | 運用で増えた金額 |
|---|---|---|---|
| 0% | 約27.8万円 | 5000万円 | 0万円 |
| 3% | 約22.0万円 | 約3960万円 | 約1040万円 |
| 5% | 約18.7万円 | 約3370万円 | 約1630万円 |
| 7% | 約15.8万円 | 約2840万円 | 約2160万円 |
※毎月積立・複利運用による概算です。
かなり差があります。
例えば年5%で運用できた場合、自分で積み立てる金額は約3370万円。
残りの約1630万円は運用益です。
つまり5000万円の資産を作るために、自分の給料などから5000万円すべてを用意する必要はありません。
年5%なら約1600万円を運用が助けてくれる
個人的に一番注目したいのはここです。
年5%の場合、
自分で積み立てる:約3370万円
運用で増える:約1630万円
となります。
5000万円という目標だけを見ると途方もなく感じますが、
「実際に自分で積み立てるのは約3400万円」
と考えると、少し見え方が変わります。
さらに年7%なら、自分で積み立てる金額は約2840万円。
5000万円のうち4割以上を運用益が占める計算です。
大事なのは早く資産を作り始めること
もちろん、毎年必ず5%や7%で増えるわけではありません。
株式市場には下落する年もあります。
そのため、将来設計では高い利回りを前提にしすぎないことも大切です。
ただ、今回の試算から分かるのは、
「目標金額=自分で貯める金額ではない」
ということ。
100万円を運用している段階では、5%増えても5万円です。
しかし3000万円まで増えれば、5%なら150万円。
資産が大きくなるほど、運用によって増える金額も大きくなります。
まとめ
5000万円の資産を目標にした場合でも、5000万円を丸々貯金する必要はありません。
15年間で5000万円を目指す場合、
貯金だけ:約5000万円
年3%運用:約3960万円
年5%運用:約3370万円
年7%運用:約2840万円
が、自分で積み立てる金額の目安になります。
もちろん投資にはリスクがありますが、長期の資産形成では運用期間そのものが大きな味方になります。
「5000万円貯める」と考えるのではなく、
「積立+運用で5000万円の資産を作る」
と考える。
FIREや老後資金を考えるうえでは、この違いはかなり大きいと思います。


コメント