「積立投資は気になるけれど、毎月の金額で将来どれくらい差が出るの?」
そう感じている人は多いでしょう。
そこで今回は、毎月の投資額(1,000円・3,000円・5,000円・10,000円)と、想定リターン(年率3%・5%・7%)、そして投資期間(12年・15年・18年)の組み合わせで徹底試算しました。
積立投資の良いところは、まとまったお金がなくても「時間」と「複利」を味方につけて資産形成できる点です。
では、具体的にどのくらい増えるのでしょうか?
■ 毎月1,000円でもここまで増える
まずは一番少額の1,000円から。
- 年3%:12年で173,074円 → 元本144,000円の約1.2倍
- 年7%:18年で430,721円 → 元本216,000円の約2倍
1,000円でも、18年続けると元本の2倍以上になる試算もあります。
「少額だから意味がない」とは言えないのが積立投資の最大のポイントです。
■ 毎月5,000円は「貯蓄と投資のバランスが良い」黄金ライン
5,000円を積み立てた場合はさらに伸びが大きくなります。
- 年5%:15年で1,336,445円
- 年7%:18年で2,153,605円
2,000円、3,000円の差がそのまま将来額に跳ねるのではなく、複利効果で増え方が加速する点が重要です。
特に年率5%以上を想定する投資(インデックス)が中心なら、「毎月5,000円でも老後資金づくりの核」にできます。
■ 毎月10,000円なら将来が一気に変わる
1万円を18年間、年率7%で積み立てると…
- 430万円超(4,307,210円)
元本は216万円なので、約2倍です。
NISA を活用すれば非課税でこの成長を享受できるので、長期投資との相性は抜群。
子育て世代やFIREを目指す人にとって、1万円積立はかなり現実的な武器になります。
■ 12年・15年・18年で何が変わる?
期間を延ばすほど「複利の伸び」が加速します。
例えば、毎月10,000円 × 年5%の場合
- 12年 → 約196万円
- 15年 → 約267万円
- 18年 → 約349万円
期間を3年伸ばすだけで70万円以上の差が生まれることも。
投資は「どれだけ早く始められるか」が本当に重要です。
■ 積立投資で大事なのは“金額よりも継続”
今回の試算でわかるのは、以下の3点です。
- 少額でも続ければ確実に増える
- 投資額を上げれば複利の恩恵が加速する
- 期間が長いほど「後半の伸び」が爆発的に大きくなる
もし今の家計で1万円が厳しければ、まずは1,000円・3,000円でも十分。
余裕が出てきたら増額すれば、複利のカーブをより大きく描けます。
■ まとめ
積立投資は「時間×複利×継続」がカギ。
今回のデータを見ると、12〜18年という限られた期間でも、毎月1,000〜10,000円の積み立てが将来の資産づくりに大きく貢献することがわかります。
これから投資を始めたい人も、すでに積み立てをしている人も、ぜひ自分の将来像に合わせて積立額や期間を見直してみてください。
小さな一歩が、大きな資産の第一歩になります。


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