こんにちは!みんなは「おこづかい」や「お年玉」って、どうしてる?
ゲームを買ったり、おやつを買ったりするのも楽しいけど、「ためる」ことも大事だよね!
今日は、お金をためていくときに「すごい力」を発揮する考え方――
『ふくり(複利)』について、図や例をまじえてわかりやすくお話するよ。
■ ふつうのため方(単利)と、すごいふくりの力
たとえば、ある日、おうちの人が言いました。
「毎年100円の利子(りし)をあげるから、1,000円あずけてごらん。」
▶ 単利(たんり)って?
これは「たんり」といって、いつも元のお金(元本)がふえるだけ。
【図①:単利のイメージ】
年数 | 元本 | 利子 | 合計 |
---|---|---|---|
1年目 | 1,000円 | +100円 | 1,100円 |
2年目 | 1,000円 | +100円 | 1,200円 |
3年目 | 1,000円 | +100円 | 1,300円 |
4年目 | 1,000円 | +100円 | 1,400円 |
5年目 | 1,000円 | +100円 | 1,500円 |
5年で、500円ふえたね。
▶ ふくり(複利)って?
それに対して、「ふくり」はふえた利子もいっしょにふやしていく方法なんだ!
年数 | 前年の合計 | 利子(10%) | 新しい合計 |
---|---|---|---|
1年目 | 1,000円 | +100円 | 1,100円 |
2年目 | 1,100円 | +110円 | 1,210円 |
3年目 | 1,210円 | +121円 | 1,331円 |
4年目 | 1,331円 | +133円 | 1,464円 |
5年目 | 1,464円 | +146円 | 1,610円 |
どう?
同じ「1,000円」からスタートしても、5年で610円もふえてる!
■ なぜふくりはすごいの?
ふくりは「ふえたお金がまたふえる」っていうルールだから、
お金がふえるスピードが年々早くなるんだ。
つまり…
「お金がお金をうむ」っていうすごいパワー!
長く時間をかけるほど、その力はもっと強くなるよ!
■ ふくりを木にたとえると?
こんなふうに考えると、もっとイメージしやすいかも。
【図③:ふくりは育つ木のよう】
🌱 1年目:小さな木 → 小さな実が1つ
🌿 2年目:木が大きくなる → 実が2つ
🌳 3年目:もっと大きくなって → 実が4つ
🌲 4年目:たくさんの枝ができて → 実が8つ
🌲 5年目:森のようになって → 実が16こ!
ふくりは、「実(=利子)」がどんどんふえていく感じなんだね。
■ じゃあ、どうしたらふくりを活かせる?
ふくりのすごさを活かすには、次の3つがポイント!
① 早くはじめる!
同じ100円でも、時間が長ければ長いほどたくさんふえる!
② 長く続ける!
コツコツと何年もためることで、「ふくりの魔法」がかかるよ!
③ 利回り(りまわり)に気をつける!
「10%」などの利回りが高いほど、ふえるスピードが早くなる。
※ただし、高すぎるとキケンな場合もあるから、おとなの人とよく話してね!
■ クイズタイム!
Q. 1,000円をふくりで30年ためたら、いくらになる?(年利10%)
答えはなんと……
約17,449円!!
たった1,000円が、30年で17倍以上!すごいね!
■ まとめ:ふくりは未来の味方!
- 「ふくり」は、お金がふえて、それがまたふえていく考え方
- コツは「はやく」「ながく」ためること
- 小さな金額でも、時間がたてばとても大きくなるよ!
最後にひとこと:
「今日の100円が、未来の1,000円になるかもしれない」
お金を大切にするって、じつは時間を味方にすることなんだね!
この話を家族と話してみたり、貯金のしかたを考えたりしてみよう!
将来、きっと役に立つよ😊
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